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宅建資格を軽んじてはいけないわけ[試験体験記あり]

宅建資格を軽んじてはいけないわけ[試験体験記あり]

国家資格のなかでは比較的受かりやすいとされている
「宅地建物取引士」の資格。

だからといって「誰でも受かるでしょ」と言われると
そんなに簡単でもないし、そんなに軽んじていい資格でもないのです。

通称「宅建」と呼ばれるこの資格について、
実際の"試験体験記"もまじえてお伝えします。

 


目次

1. 宅建試験体験記
2. 宅建士とは
3. 宅建士が活躍する環境
4. 宅建士の試験について


 

1.宅建試験体験記

実際に受験した人の声

はじめに、令和5年に宅建試験を受けた人からの
生の声が届いていますのでご紹介します。

残念ながら不合格となってしまったのですが
宅建士の資格の難易度を読み取ることができると思います。



体験記が訴えかけてくるのは、最後の一文に集約されていたとおり
「舐めてかかると受からない」ということでしょう。

 

 

2. 宅建士とは

どうして宅建は国家資格なの?(簡単にとれるんでしょ)
そもそも宅建士ってなんで必要なの?(ただ居るだけなんじゃないの)

…そういった疑問を持たれる方もいらっしゃいます。
これは宅建士の資格を持つものにとって、
とっても辛い言葉になりますので、あまり言わないでくださいね。


消費者を守るために存在する
不動産取引のスペシャリスト

「宅建士」とは通称で、正式には「宅地建物取引士」といいます。
合格率は約15〜18%で、きちんと勉強しないと受かりません。

宅建士になると、不動産の契約時において以下のような業務を
行う資格が与えられます。

・不動産取引における重要事項の説明
・重要事項説明書への記名、押印
・契約書面への記名、押印

この業務は宅建士にのみ与えられているもので、
「業務独占資格」ともいいます。


そもそも宅建の資格は、一般の消費者を守るためにあります。

「宅建業法」は昭和27年に制定されていますが、
当時の不動産の取引は「登録制」で、免許は不要でした。

つまり、誰でも取引ができる状況だったのですが、
その分トラブルも多かったのだそうです。

そこで、専門知識を持っていない人が不利にならないようにと
後年「宅地建物取引士」の資格が国家資格として設けられました。

だからこそ、しっかりと勉強し専門知識を身に着けた人でないと
受からないようになっているのです。

現在、不動産会社には宅建士の設置義務があります。

 

3. 宅建士が活躍する環境

不動産会社だけではない

不動産会社などへの就職に有利であることは明らかですが、
宅建の資格が役に立つ場面は様々にあります。

宅建の資格を活かせる仕事

・不動産業界
営業職として契約の場にでて重要事項説明を行うことができます。
不動産売買や賃貸の会社はもちろん、
不動産管理会社でも宅建士の資格を必要としている会社はあります。

・金融業界
銀行、信用金庫、農協など
不動産を担保にした融資業務などで活かすことができます。

・建築業界
建築会社やハウスメーカーでは、自社物件の販売などで宅建士の知識が役立ちます。
特に、成長途中の会社において宅建士を求めているところが多いでしょう。

・一般企業の財務
物件を運用している会社や、自社で不動産を所有している会社では
不動産の知識を持つ宅建士を必要としています。
高額な不動産の運用は経営に大きく影響するため、
宅建士のもつ専門知識は重用されます。

 

ダブルライセンスもおすすめ

宅建士の資格にプラスするなら、
先にも述べた不動産管理業務での需要を見越して
管理業務主任者マンション管理士賃貸不動産経営管理士なども
おすすめです。

また、お客様の資産やライフプランまでサポートすることができる
ファイナンシャル・プランナーの資格も持っていると心強いです。


さらに上級の資格としては、不動産鑑定士があります。
こちらは宅建よりも難易度が高く、弁護士、公認会計士にならぶ
三大国家資格といわれています。



4. 宅建士の試験について

毎年10月の第3日曜日が試験日と決まっています。
受験手数料は8,200円で、試験会場は居住地によって異なります。

申込みは、その年の7月1日〜7月下旬までとなっています。

試験の出題範囲

・宅建業法
不動産の健全な取引のためのルールや罰則など。
免許制度や重要事項説明、クーリングオフなど、宅建士の基礎となる知識です。

・権利関係
民法や借地借家法、不動産登記法などの権利関係について。
法律の背景や趣旨の理解がポイントとなります。

・法令上の制限、税、その他
土地や建物の開発における制限について。
固定資産税や相続税などの税法の知識も問われます。


冒頭の体験記にもあったように、
2か月前の独学で間に合う人もいれば、
それでは足りない人もいます。

通信講座やスクールもありますので、
もし宅建士を目指す方は「自分に合った時間、方法」で
取り組まれることをおすすめします。


 


まとめ
宅建士は国家資格であり、
一般消費者を守るために存在する
不動産取引のスペシャリストです。

合格率は15%〜18%で、
きちんと勉強しないと合格は難しいです。

資格を得れば、不動産業界をはじめ
さまざまな環境で活かすことができます。


 

当ブログ運営の三和都市開発には、経験豊富な宅建士が多数在籍しています。
不動産業の他の資格や、ファイナンシャル・プランナーの資格を合わせもつ者もおりますので、
不動産取引の際は安心して当社にお任せください。
 


 

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