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「面倒な底地」税金や売り方、まるっと解説!

「相続した土地が、底地だったんですけど…」
「底地ってなんですか?売れるんですか?」
不動産買取りに特化した三和都市開発では、このようなご相談をいただくことがあります。

今回は、すこし特殊な不動産「底地」について、まるっと解説していきます!


目次

1. 底地って何?
2. 底地って売れるの?
3. 底地にかかる税金って?
4. 底地を売る方法4選


 

「面倒な底地」税金や売り方、まるっと解説!

1. 底地って何?

誰かに建物を建てる目的で土地を貸すことで、
何らかの利益を得ている土地のことを底地といいます。

 

例えば、あなたが持っている土地をAさんに貸すことになったとします。
その時点でAさんは「借地権」というものを保有し、
あなたの土地に建物を建て、住んだり賃貸にしたりすることができるようになります。

それと同時に、あなたはAさんにとっての「地主」となり、
Aさんに貸している土地は
「底地」と呼ばれることになります。

地主であるあなたはAさんから地代を受け取り、
契約更新などでも一定のお金を受け取る権利が生じます。


さらにAさんが、誰かに借地権を売り渡したくなったとしましょう。
その際には、地主であるあなたの承諾が必要になります。

あなたは、名義変更料を請求することもできます。

このように、底地とは「誰かに建物を建てる目的で土地を貸すことで、
何らかの利益を得ている土地」
ということになります。

難しく定義すると、「借地権が設定されている土地の所有権のこと」になります。

「面倒な底地」税金や売り方、まるっと解説!

2. 底地って売れるの?

地主が手放したいと思っても、借地人がいる以上かんたんには売れません。

あなたが借地権を持つAさんの立場だったとします。

ある日突然、地主が「あなたに貸しているその土地、他の人に売ろうと思うんだけど。」と言ってきたら
どうしますか?


「新しい地主に変わって地代が高くなるのでは?」「急に立ち退きを要求されるのでは?」
不安になりますよね。

実は日本の法律では、昔から「借地人」のほうが守られるようになっています。
反対に、地主側の権利には一定の制限が設けられてきました。

例えば、簡単に地代や更新料は値上げしたりできません。
借地権の契約期間がすぎても、借地人が借り続けたいという限り、
簡単に更新を拒否することはできません。

※借地権の種類にもよりますが、地主が更新を拒否するには正当な事由が必要となります。

底地になった土地は、何十年経っても同じ地代しか取れず、
借地人が手放そうとしない限り戻ってこないことも多くあります。

もう売ってしまいたい…そう思っても、簡単にはいかないのが「底地」なのです。

 

3. 底地にかかる税金って?

底地にかかる税金は、主に3種類。なかでも、時価より高くなりがちな相続税は困りもの。

実際に底地を持っているのは昔ながらの地主さんが多いのですが、
苦労ばかりで割にあわないものであったりします。

苦労の元凶は、安い地代ではまかないきれない各種税金の支払いにあります。

● 固定資産税
● 相続税
● 所得税

 

とくに相続税は、時価よりも高くなってしまうことが多いです。
これは、
「実際には100万円でしか売れない土地なのに、国税庁の求める底地の評価額で計算すると
300万円の土地として相続税を払わないといけない」

という事が、往々にして発生してしまうということです。

底地でそれなりの利益をあげている地主さんもいるとは思いますが、
相続税を支払うためのお金が足りるのか、特に所有財産の多くが不動産の場合に、
納税資金について頭を悩まされることに違いありません。

 

4. 底地を売る方法4選

面倒な底地でも、なんとか売り切ることは可能です。
困ったときは底地売却に強い三和都市開発に相談を。

 

底地を売る方法 その1「借地人に土地を買ってもらう」

今も借地人がいて、底地を利用してそこに住んでいたり賃貸をしている場合は、

土地を買い取ってもらえないか交渉してみる価値はあります。
借地人にとっては今後地代を払う必要がなくなるので、
収入の安定した借地人さんなら、可能性があるかもしれません。

 

底地を売る方法 その2「土地を借地権ごと売却する」

借地人が住居としても賃貸としても上手く活用していなかったり、「もうここでの賃貸業はやめたい=借地権を手放したい」などと思っていたとしたら、チャンスかもしれません。

一緒に協力して、土地も借地権も売る方法があります。「底地」単体では売りにくくても、「底地+借地権」セットなら売りやすくなります!

 

底地を売る方法 その3「第三者に売却する」

地代収入で固定資産税の支払い分をまかなえ、

まだ収益が残るという場合は「利回りが良い底地」ということですので、
投資用物件として業者が買い取ってくれるケースが多いです。

多少収入にはなっているけど、管理できないから売りたい!
という人におすすめ
です。

 

底地を売る方法 その4「不動産会社に売却する」

土地の活用や、交渉事に長けた不動産会社に買い取ってもらう方法です。

一番はやく売却・現金化できることと、借地人との交渉も不要で面倒事がないことがメリット。
とにかく早く売りたいという方におすすめです。

 

 

まとめ


借地人がいる以上、地主といっても自由に扱えない「底地」。
相続税も高くなりがちなので、次世代へ引き継ぐべきか悩まれる方も多いです。

そんな「面倒な底地」でも、なんとかする方法はあります。

まずはご自身のもつ底地がどのような状態か、知ることが大切です。
 

「底地に関する取引経験が豊富なプロと一緒に考えてみたい」という方は、
ぜひお気軽に三和都市開発へお問い合わせください。

 


監修者
司法書士法人リーガルエスコート
大阪市西区西本町1丁目13番32号 レイズ本町ビル8階

TEL:06-6535-8225


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